とんろん
とんろん です
本日は、株アカデミーの下山敬三氏が提唱する「波乗り株投資法」について、相場の調査や分析、建玉の損切りも必要ないという事なので興味を持ち、検証してみましたのでご紹介します。
下山敬三氏は大学卒業後にアルバイトで生計を立て、27歳の時に起業すると同時に株式投資の信用取引を知り研究を始め、資金管理に焦点をあてた独自の手法を確立し1千万円の利益を出すことに成功したとのことです。
過去には、書籍も出版しています。
その投資方法についてブログで公開したところ、コンサルティングの依頼が殺到し、それをきっかけに投資顧問業を始めたそうで、今現在は独自に開発した「波乗り株投資法」を教えるスクール「株アカデミー」の学長を務め、生徒に対して指導した実績は累計4千名以上になります。
この記事は、これから株式投資を始める初心者の方や、株式投資を実践してはいるもののいま一つ利益が上がらない方々が、スクールやセミナーを選択する際の良い参考になりますから、是非最後までお読みくださいね(^^)
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販売業者 | ストックレード株式会社 |
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販売責任者 | 下山 敬三 |
所在地 | 〒104-0043 東京都中央区湊1-12-11 八重洲第七長岡ビル3F |
電話番号 | 営業時間:月〜金 11:00〜18:00 土・日・祝日休み 03-4588-6858 (大変申し訳ございませんが、非通知でのお電話はお断りさせて頂いております。電話番号を通知してお掛け頂きますようお願い致します) |
メール | info@stock-trade.biz ※アドレスは、迷惑メール対策のため、全角の「@」で表記しております。 お問合わせの際は「@」を半角の「@」に変更してご利用ください。 |
株アカデミー下山敬三氏の「波乗り株投資法」5つの特徴と4つのルール
とんろん
5つの特徴と4つのルールについてご紹介します。
5つの特徴
1.損切りはしない:
損切りは、資金を減らす行為です。
含み損を抱えても強制手仕舞いにならない資金管理と、含み損を利益に変えるためのポジション調整の仕方により、損切りをしなくて済むようになります。
☞同じ銘柄を買いと売りの両建てにし、細かく鞘取りをするので、損切りをしなくてもよいポジションに調整するため。
2.取引するのは1銘柄:
85種類の推奨銘柄から1取引だけなので、手間や時間を掛ける必要がなくなります。
☞個別銘柄の選び方は、
・信用取引が可能な銘柄
・東証プレミアム上場銘柄
・倒産しにくい銘柄
・出来高100万株以上、売買代金30億円以上の銘柄
・1日の値動きが大きい銘柄
3.予想や分析もしない:
「予想や分析は外れるもの」という前提で開発しているので、予想や分析が外れてもいいように対処の仕方をお伝えしています。
☞あるルールのもと、両建てのポジション調整をするため。
4.1日5分の取引で可能:
9時~15時までのザラ場の中から1日1回の取引を行うので、ライフスタイルに合わせて好きな時間に好きな場所で取引をすることができますから時間をとりません。
☞同時に複数銘柄の取引は行わないので、1日1取引までなので時間を取らない。
5.注文決済タイミングは自由:
大事なことはポジションの調整なので、注文・決済のタイミングは重要ではありません。
ポジションの調整の仕方が、波乗り株投資法の肝となります。
☞※ボックス相場には役立ちますが、※トレンド相場の場合には通用しないのではないか。
※ボックス相場
箱の中に入ってしまったかのように、高値と安値が一定の範囲内(レンジ)を行き来している状態を指します。「レンジ相場」ともいわれます。
引用元:SMBC日興證券
※トレンド相場
トレンド相場とは一方向のトレンド(方向性)が出ている状態。
為替相場では価格が上がったり、下がったりを繰り返しますが、上がり続ける相場や下がり続ける相場をトレンド相場といいます。
引用元:マネックス証券
4つのルール
1.※信用取引を利用し、※レバレッジ3倍で取り組む
2.資金を5分割して、5つのポジションを取る
3.買建て、売建ての※両建てを使う
4.損切りはしない
※信用取引
信用取引とは、一定の保証金(委託保証金)を証券会社に担保として預け、保証金の数倍の金額の株式取引ができる制度のことです。
少ない元手で大きな利益をあげる可能性があるとともに、通常の株式取引では行えない「売り」からの取引が行えるので、下落局面でも利益を得る可能性があり、投資機会が増えるということが大きな特徴です。
保証金は現金だけでなく、株や債券などの有価証券も担保として利用することができます。
引用元:SMBC日興證券
※レバレッジ
レバレッジ(Leverage)とは「てこの原理」という意味ですが、金融業界でレバレッジといった場合には、借り入れを利用することで、自己資金のリターン(収益)を高める効果が期待できることを指します。例えば、委託保証金率30%の信用取引では、売買代金の30%の委託保証金を差し入れることで取引が可能となります。つまり、その場合では、最大で約3.3倍のレバレッジを効かせることができるわけです。レバレッジを効かせるということは、大きなリターンが狙える半面、リスクも大きくなりますので、十分な資産管理が求められます。
引用元:SMBC日興證券
※両建て
信用取引において、同じ株式で「買建て」と「売建て」のポジションを持つこと。
両建てを行うことで、株価が上昇したら「買建て」していたものを決済して利益を得る機会を得ることができる。あるいは、下落しても「売建て」していたものを決済して利益を得る機会を得ることができる。
引用元:野村證券
株アカデミー下山敬三氏の「波乗り株投資法」受講内容と料金
とんろん
受講内容と料金についてご紹介します。
対象者 | これから株式投資を始める初心者 |
教材 | ビデオ講義 推奨銘柄一覧 お手本トレード実況メール 過去トレシート 練習用株価 株トレくん(練習用シュミレーター) |
特典 | 全4回の対面セミナーを首都圏において開催 |
サポート | 質問メール(週に一回の音声回答) 口座開設、取引方法サポート(来店または電話) 月に一度のWEBセミナー |
サポート期間 | 6ヶ月間 ※以降は、毎月897円で永久サポート |
料金 | 307,780円(税込) |
支払方法 | クレジット(一括払いまたは分割払い) 銀行振込(一括払い) |
対象者 | 既に株式投資を実践し、さらに利益を伸ばしたい経験者 |
教材 | ビデオ講義 推奨銘柄一覧 お手本トレード実況メール 過去トレシート 練習用株価 株トレくん(練習用シュミレーター) デイトレマスター講座(Lv.1~Lv.4) 毎月開催のデイトレコースセミナー |
特典 | 全4回の対面セミナーを首都圏において開催(オンライン参加も可) |
サポート | 質問メール(週に一回の音声回答) 口座開設、取引方法サポート(来店または電話) 月に一度のWEBセミナー 学長下山敬三によるマンツーマン電話サポート |
サポート期間 | 最低保証期間12ヶ月間 ※ただし、7ヶ月目以降は毎月システム利用料897円が発生します |
料金 | 795,000円(税込) |
支払方法 | クレジット(一括払いまたは分割払い) 銀行振込(一括払い) |
株アカデミー下山敬三氏の「波乗り株投資法」2つの問題点
とんろん
2つの問題点についてご紹介します。
損切りはしない、相場の調査や分析は必要ないなど、一見魅力的に見える「波乗り株投資法」ですけれども、公式サイトや動画には注意点やリスクの説明はありませんでした。
この世の中に、絶対に負けない投資法などは存在するはずもなく、スクールやセミナーを開催する場合には、リスクについても言及されなければならないと思います。
そこで、公式サイトや動画では紹介されていなかった「波乗り株投資法」の投資リスクを、投資家目線で指摘します。
信用取引を使う手法であること
「波乗り株投資法」に用いるのは、「信用取引」です。
信用取引とは前述のとおり、担保として現金や株式を証券会社に預け、レバレッジをかけた投資方法になります。
取引口座に入金している資金の最大3.3倍まで取引ができるので、利幅を大きく狙えるのが特徴です。
(波乗り株投資法では3倍の信用取引を推奨)
しかし、大きな利幅を狙える反面、当然にリスクもあります。
担保金が一定水準以下になったり、もしくは株価変動幅が20%を割り込んだ時に発生するのが追加保証金(追証)で、買建てもしくは売建て銘柄の含み損や、担保にしている株の値下がりによって保証金率が下がると発生し、追加で保証金を入れなければなりません。
もし、追証が払えない場合には強制決済されるだけでなく、証券会社によっては遅延損害金が発生する場合もあります。
証券会社から株を借りて取引するわけですから、それ相応のリスクを負うことになり、謂わば借金をしているのと同じような状態です。
また、仮に追証が発生しない場合でも、買建て・売建てした銘柄には反対売買を行わなければならない期限があります。
その期限は、新規建てから6ヵ月です。
この期限を迎えれば、含み損があろうがなかろうが、問答無用で強制決済されてしまいます。
「波乗り株投資法」はリスクヘッジのために信用取引を使いますから、追証が発生する可能性は少ないかもしれません。
しかし、相場は常に変化する生き物ですから、急騰や暴落が起きた場合に被るリスクは把握しておく必要があります。
このように、信用取引の仕組みを理解していない初心者の投資家に対して、下山敬三氏のフォローは不親切ではないでしょうか。
※追加保証金
追加保証金のことを指します。信用取引や株価指数先物取引、FXなど、保証金を担保として行う取引の場合、一定の維持率(委託保証金維持率)を下回ると、追加の保証金を差し入れなければなりません。
例えば、当社オンライントレード(日興イージートレード)の場合、信用取引で委託保証金維持率が25%未満となった場合には翌々営業日(維持率が20%を下回った場合は翌営業日)までに30%に回復するまでの追証を差し入れなければなりません。追証を入金しない場合には、証券会社によって、強制的に反対売買で決済されてしまうこともあります。
引用元:SMBC日興證券
相場のトレンドを見極める力は必要
株アカデミーで教える下山敬三氏の「波乗り株投資法」では、予想や分析は不要と謳っていますが、これは語弊です。
株式投資に限らず金融取引を行う際には、相場のトレンドを見極め分析して予想する力は絶対に必要です。
「波乗り株投資法」では、取引した銘柄を保有し続けるわけではなく、※サヤ取りを繰り返して利益を上げる手法になりますから、向いているのは高値と安値が一定の範囲内で繰り返すボックス相場の場合ですね。
トレンド相場に適用しようとすると、必ずと言っていいほど損失が発生します。
ですから、選択しようと候補に挙げている銘柄の相場が横ばいなのか、ボックス相場なのか、あるいは上昇・下降を続けるトレンド相場のどれに該当するかを見極める力は必須です。
トレンドを読み外すと予測通りに株価は推移せず、含み損を抱えるリスクが高まります。
下山敬三氏の、「分析は要らない」「株を始めたばかりの初心者でも稼げる」といった言葉を鵜呑みにして「波乗り株投資法」を実践するのは危険です。
※サヤ取り
「裁定取引」の別名。
裁定取引は、金利差や価格差に注目して、割安な投資対象を買い、割高な投資対象を売るポジションを取ることで、両者のサヤを抜こうとする手法。
両者の価格が収縮したとき反対売買を行うことで投資収益をあげることができます。
引用元:大和証券
まとめ
とんろん
損切りをしない投資法が魅力の「波乗り株投資法」ですけれども、どうしても機械的に損切りせざるを得ない状況が生じる可能性はあります。
強制決済になり得る環境は、その場のトレンドを読み違えて、高値(あるいは安値)ポジションで買い建て(あるいは売り建て)をした場合などです。
下山敬三氏が提唱するように、取引において100%「損切りをしない」「注文決済タイミングは自由」という言葉通りにはならないことを念頭に置いてください。
下山敬三氏のルール通りにポジションが取れれば、1日1回の取引でも回数を重ねて利益を積める場合もあるでしょう。
しかし、ルールの活用にはチャートの形が読める事が必須で、また常にリスクを忘れてはいけません。
上昇または下降のトレンド相場で実践したら、大きな含み損を抱える可能性や、信用取引による強制決済など注意点は多々存在しています。
本日ご紹介した、株アカデミー下山敬三氏の「波乗り株投資法」以外にも、役立つ投資法はいくらでもあります。
このスクールについて調査を始めるにあたり、証券会社に勤務する友人・知人に、信用取引で両建てを推奨している事や損切りをしないこと、そもそも相場の調査や分析は必要ないという事について意見を聴きましたが、口を揃えて言っていたのが「初心者に信用取引を勧めるのは危険」「一つ一つのケースによって、損切りは絶対に必要」「相場の分析が必要ない方法を信じられるわけがない」というものでした。
とんろん
今回は、以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
副業アドバイザーのとんろんでした。
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